不動産投資コラム

続・賃料アップとリフォーム費の考え方

先日は、賃料アップとリフォーム費のキャッシュフローについて
僕の考え方をご紹介しました。
この内容に合わせて、僕は出口についても考えています。
おそらく多くの不動産投資家の物件購入する際の一つの基準として、
「表面利回り10%」という基準があると思います。
例えば、1億円の物件なら年間1千万円の家賃収入という感じです。
これを逆から考えると、
年間1千万円の家賃収入を生み出す物件を持っていれば、
売るときには1億円の物件ということになります。
買主が求める表面利回りが低ければ、売価はもっと高くなりますし、
買主が求める表面利回りが高ければ、売価は低くなります。
もちろん、構造や築年数によって求める利回りは違うので、
一概に基準が10%ということはないかもしれませんが、
僕が今、持っている物件は売るときには
10%ぐらいの表面利回りで売りたいと思っています。
そこで、賃料が月7千円アップ、年間で8万4千円アップしたときのことを考えると
表面利回り10%で割戻せば、売価は84万円アップすると考えられます。
リフォーム費用が120万円ですから、
リフォーム費120万円 - 売価アップ分84万円 = 残り36万円
この残り36万円をアップした毎月の賃料で回収するとすれば、
36万円 ÷ 8万4千円 = 約4年
約4年でリフォーム費を回収できることになります。
これに礼金を加えると、アップした賃料で入居が決まった時点で、リフォーム費用を回収できることになります。
賃料をアップするポイントは、物件購入時の相場家賃との比較と、購入後の価値のアップです。
これも先日の内容に合わせて、参考にしてくださいね。

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