不動産投資コラム

低所得だと自己​資金の回収期間が遅く​なる理由

物件シミュレーションをしていて
気付いたことがあります。
例えば、不動産投資の指標で大切な、
「自己資金の回収期間」
これは、最初に出した自己資金が、
何年で回収できるか?
ということですが、
この期間が短いほど、
投資の速度が速くなります。
でも、低所得で税率が低い場合は、
高所得で税率が高い場合に比べて、
自己資金の回収期間が、
遅くなってしまうのです。
その理由は、2つあります。
まず1つ目ですが、
初年度は色々と取得費用が掛かり、
特に年度末に物件を購入するほど、
赤字になりやすくなります。
そうすると、給与所得のある方の場合、
給与所得と、不動産の赤字が合算され、
税金が還付されることになるのですが、
税率が低い人ほど、還付額が少なくなるんですね。
2つ目は、設備の減価償却を認識した場合です。
設備の減価償却を認識すると、
購入してから数年間、
不動産所得が赤字になる場合があります。
そうすると、先ほどと同じように、
初年度以降も税金の還付額が少なくなり、
その分、自己資金の回収が遅くなるんですね。
このように、人によって自己資金の回収期間も違えば、
設備の認識の仕方も変わります。
だから、事前に税金の勉強をすることが重要なんですね。
《編者 叶 温》


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