法人税を賢く節税

法人化メ​リット(がん保険)

法人化をするとさまざまなメリットが受けられますが、
その一つ、「保険料」があります。
個人では、「生命保険料」はその金額の「一部」を所得控除として
所得金額から引いてくれます。
ただし、
対象となる保険が「生命保険料」のみであること
そして控除金額が全額ではなく「一部」のみであることなど、制限があります。
一方で、法人では、契約形態によりますが、保険金の受取が法人でなければ
その金額の「全額」を損金として処理することができます。
「所得から控除」も「損金として処理」も同じ意味だと思ってください。
個人と法人で違うのは、2点。
「一部か全額か」
「生命保険料のみか、あらゆる保険か」です。
つまり、法人をお持ちの方は法人で保険契約をした方が
税金が安くなります。
しかし、平成24年4月27日にがん保険について一部改正が行われました。
今まではがん保険も、支払保険料の全額が損金として処理されていたのですが、
その半分が損金として処理できなくなりました。
厳密には、この半分の金額も、数年経ってから損金処理できるので
保険期間トータルで考えると、支払保険料の全額が損金として処理されるのですが、
やはり、バリバリ稼げている間にできるだけ損金処理してもらいたいですよね。
これからは節税効果が薄まるということになります。
《編者 スタッフ》


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