僕は立場的に、お客さんの物件の管理明細をよく見るのですが、
一定の割合で発生しているのが滞納です。
中には3ヵ月も4ヵ月も滞納している入居者もいます。
そんな滞納者を抱えるお客さんの顔はとても辛そうで、
僕も同じ大家として辛い気持ちがよくわかります。
滞納はお金は入ってこないのに、
税務的には、収入であげなければならないので、
キャッシュフローとしてはダブルパンチです。
滞納はできれば避けたいもの!
この滞納を未然に防ぐ方法について、
滞納トラブルにめっぽう強い、
章(あや)司法書士法人の太田垣章子先生に、
平成24年の1月にセミナーをして頂きました。
今日はその中から、滞納を未然に防ぐ方法を
一つだけお伝えしようと思います。
多くの滞納者を見てきた中で、
滞納者には共通していることがあるとのこと。
その共通点、何だかわかりますか?
まず、入居募集をして入居者が決まると、
まず見るのは、入居申込書ですよね。
その中でどこに注目しますか?
勤務先でしょうか?
年収でしょうか?
実はこれらは、あまり参考にはならないそうです。
滞納者は平気でこれらを改ざんしてくるからです。
それでは、どこを見ればよいのか?
一番見てほしいのは「転居理由」とのこと。
転居の理由には、学校、仕事、結婚など、
それ相応の理由があるはずです。
この転居理由があいまいな方は、
滞納をする可能性が高いとのことです。
ですから、入居希望者に
しっかりと転居理由を聞くことが、
滞納を未然に防ぐ第一歩なんですね。
《編者 叶 温》
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