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一番難しい税金は?

日本にはいろいろな税金があります。
法人税・所得税・相続税・贈与税・消費税・酒税・印紙税などなど
「その中で一番ややこしいのは?」
と聞かれるとは私は真っ先に
「消費税」
と答えます。
ちょっと違和感があるでしょうか。
「消費税なんて、5%かければいいんでしょ?」
と思われがちですが、実はとても奥が深いのです。
実際、消費税の件で多くの税理士から
私のところに質問が寄せられています。
何故ややこしいかというと、
申告の方法ひとつとっても
・本則課税の一括比例配分方式
・本則課税の個別対応方式
・簡易課税の原則法
・簡易課税の特例法-原則法
・簡易課税の特例法-簡便法
など
制度が入り組みすぎていて
消費税の計算がかなりややこしいです。
一体、どの制度を利用すれば一番節税になるのか。
また、一度採用するとしばらく継続しなくてはならない等
知っているかどうかで残るお金が
おおきく変わるのがこの消費税ではないでしょうか。
だからこそ、我々税理士は細心の注意を払わないといけません。
「経営の実態が同じなら誰が申告しても税金は変わらないはず」
と考えてしまいがちですが
実際は、こういった制度の関係上
経営実態が同じでも払う税金は変わってきてしまいます。
みなさんも、今どの制度を採用しているのか
顧問の税理士さんに聞いてみてはいかがでしょう。
《編者 塩田雅人》


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