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個人と法人の減価償却の違い

物件を個人で購入したほうが良いのか、
法人で購入したほうが良いのかは、
よく聞かれる質問ですが、
法人で購入することのメリットの一つは、
減価償却の扱いが、個人と違う点です。
例えば、5千万円の建物を購入して、
耐用年数が25年だとすると、
定額法で計算すると、
1年あたりの減価償却費は200万円になります。
 5千万円÷25年=200万円
もし、この物件を個人で購入していれば、
200万円全額を、減価償却費として
経費として計上しなければいけません。
これを、強制償却といいます。
一方、この物件を法人で購入していれば、
200万円までなら、減価償却費をいくら計上しても構いません。
これを、任意償却といいます。
これができれば、突発的に経費が多くなった年で、
融資対策で決算書上は利益を出したいときなどに、
減価償却費を少なく計上するなんてこともできます。
要するに、利益の調整がやりやすいということなんですね。
《編者 叶 温》


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