不動産運営で、必ず発生するのが修繕です。
そして、修繕に掛かる費用は、税務的には非常に問題になりやすい費用です。
なぜなら他の経費と比べて、金額が大きくなる傾向が高く、
納税額に大きな影響を与えることが多いからです。
修繕の費用は税務上では、その内容によって、
修繕費か資本的支出に別れます。
修繕費となった場合は、必要経費となりますので、
その工事やリフォームが完成した年に一括で経費にすることができます。
しかし、資本的支出となった場合は、まず資産に計上されて、
その後、その資産の耐用年数に渡って減価償却費として経費化されていきます。
違いは、一括で経費にできるか、複数年に渡って経費にできるかという点です。
しかし、この判断がとても難しく、実務では
次のフローチャートを使って判断しています。
http://www2s.biglobe.ne.jp/~kigawa/taxnews/houjin/syuzenchart.htm
金額的な基準もあるので、修繕費にするポイントは、
工事の明細をできるだけ詳細に記載してもらうことです。
しっかりと覚えておいてくださいね。
《編者 叶 温》
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不動産投資の健美家