所得税を賢く節税

誰が持つかで変わる回収期間

先日、あるご夫婦がご相談に来られました。
相談内容は、購入をしようと思っている物件のキャッシュフローについて。
早速、物件のキャッシュフローをシミュレーションしてみました。
そうすると、物件のキャッシュフローは回るものの、
最初に出した自己資金の回収が22年も掛かってしまいます。
これは、どういうことかというと、
今まで手元にあったお金が、不動産の姿に変わり、
その不動産の姿から、お金に変わるのに、22年掛かるということです。
そして、ようやく23年目から、自分の手元のお金が増えていく状態です。
借入期間が20年のシミュレーションだったので、
返済が終わってからようやくお金が増える状態です。
しかし、この物件を専業主婦の奥さんが購入したと想定して、
シミュレーションをやり直してみました。
すると、最初22年だった自己資金の回収期間が、
16年と、6年も短くなりました。
しかも、奥さんで購入すると、まだ消費税還付もできるので、
自己資金の回収期間は、さらに短くなります。
キャッシュフローを生み出すことを念頭に置いた不動産投資は、
自己資金の回収期間も大切なポイントですが、
このように、誰に所有権を持たせるかで、
回収期間が全然変わってくるのです。
税金はそれくらいキャッシュフローに与える影響が大きいので、
しっかりと購入前に検討してくださいね。
ただし、将来の離婚リスクは自己責任ですが・・・。


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