所得税を賢く節税

これから税率はどうなるのか?

7月に、民主党の枝野幹事長が、
「所得税の最高税率を引き下げ過ぎたことについてはしっかり見直す」
という発言をしました。
今の所得税率は、
     課税所得金額         税率  控除額
    ~   195万円以下 5% –
195万円超 ~ 330万円以下 10% 97,500円
330万円超 ~ 695万円以下 20% 427,500円
695万円超 ~ 900万円以下 23% 636,000円
900万円超 ~ 1,800万円以下 33% 1,536,000円
1,800万円超     40%  2,796,000円
となっていますが、それでは過去はどれぐらいの税率だったのでしょう?
財務所のホームページに、これまでの所得税率の推移があります。
これを見ると、日本の最高税率は、
昭和49年は75%
昭和59年は70%
昭和62年は60%
平成元年は50&(2000万以上)
平成7年は50%(3000万以上)
平成11年は37%(1800万円以上)
という流れで推移していますので、
平成11年以降、所得税率は枝野幹事長のいう
「引き下げ過ぎた」ということなんですね。
しがって、もしかしたら最高税率が、
昭和49年当時の75%になる可能性もあるということです。
またこの75%に住民税10%を足すと、
なんと最高税率は85%まで跳ね上がることになります。
一方、法人税の実効税率は30%~40%で、
さらに今後、法人税率は引き下げが検討されていますので、
お金を残しながら不動産投資を拡大していきたい方は、
法人で購入した方が、低い税率ですむことになります。
不動産投資は、最後は税金との戦いになりますので、
税率の行方にも、アンテナを貼っておいてくださいね。


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