法人化

実質的な​税率はいくら??(法​人税)

よく、個人は税率が高いから法人の方が得と言いますが
ここで、「税率」に対する考え方を整理しておきましょう。
さて、今日は法人です。
「個人は累進課税で税率が上がっていく」
これはご存知だと思われます。
では、法人税はずっと一定なのか?
実は、法人税も変動するのです。
ただし、個人ほど変動しません。
法人の場合は、法人の規模によりますが
不動産所有法人など、小規模の場合には
所得が400万円までは約22%
400~800万円までは約25%
800万円~は約38%です。
個人の場合は15%~50%でしたので
トータルで見ると、法人の方が税率が得のように思います。
ただ、所得によっては法人税率の方が所得税率を上回ることもあります。
結局どっちが得か??
結論は、所得が900万円までなら「ほぼ一緒」です。
大雑把!と言われてしまうかもしれませんが、
所得は毎年変動します。
ですので、これぐらいの感覚の方がいいと思います。
900万円以下で、個人か法人かどちらが得か厳密に計算し
仮に法人化を行ったとしても、
翌年は所得が変動し、個人の方が得ということもあります。
今年は法人、来年は個人、再来年は法人・・・
というわけにはいきません。
ただ、900万円を超えてきたらそれ以降の所得に対しては
所得税率(個人)>法人税率(法人)
になるので、法人化された方が得だと考えます。
なお、上記は「税率」にのみスポットを当てた判定です。
法人化すべきかどうかは、その他にも検討すべきことがたくさんあります。
《編者 スタッフ》


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