消費税を賢く節税

実は大家に不利にできてる消費税

先日、来年10月に予定されていた、消費税率10%にアップが
18カ月延長になりましたね。
消費税が増税されると、商売をしている人にとっては、
不利になると思いがちですが、実は商売上の利益は変わりません。
例えば、50万円のものを仕入れて、200万円で売るとします。
・消費税率8%の場合
 税込216万円―税込54万円=税込の利益162万円
 売上の消費税16万円―仕入れの消費税4万円=納める消費税12万円
 税込みの利益162万円―納める消費税12万円=税抜の利益150万円
・消費税率10%の場合
 税込220万円―税込55万円=税込の利益165万円
 売上の消費税20万円―仕入れの消費税5万円=納める消費税15万円
 税込みの利益165万円―納める消費税15万円=税抜の利益150万円
このように、消費税率がアップしても、税抜の利益は150万円で変わりません。
なぜなら、消費税を負担しているのは“消費者”だからです。
でも、居住用の物件を所有している大家さんは、
入居者さんから消費税をもらうことができません。
でも、管理費や水道光熱費、修繕費は、当然消費税率アップ分増えます。
ということは、経費の消費税率アップ分は、
入居者さんに家賃を上げてもらえないとすれば、
大家さんが負担することになるんです。
このように、消費税は実は大家に不利にできているんですね。
《編者 叶 温》


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