高所得者の方が、
「減価償却費の取れる物件が欲しい」
と言っている話を、たまに聞きます。
では、高所得者が築古を買うメリットは何でしょう?
高所得者は所得税率が高いですよね。
築古物件を購入すると、短期で減価償却費を計上できて、
不動産所得がマイナスになるケースが多いんです。
そうすると、給与所得や事業所得など他の所得と合算できるので、
所得税・住民税が少なくなります。
その所得税・住民税率は最も高い方で55%です。
そして、5年を超えて物件を売却すると、売却益が出るわけですが、
その税率は、長期譲渡所得税率の20%になります。
この税率の差によって節税ができるので、
高所得者の中には築古を欲しがる方がいるんですね。
《編者 叶 温》
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不動産投資の健美家