所得税を賢く節税

奥さんに給料は​払えるのか?

「給料」は難しい言葉でいうと「労働の対価」です。
つまり、何か手伝ってもらった場合にはそのお返しとして
お給料を払いますよということです。
サラリーマンで給与所得のみであった時には、
手伝ってもらうことはできませんので当然、
奥さんへお給料を払うことはもちろんできませんでした。
しかし、不動産を持つと「不動産経営」をしなくてはならないので
奥さんに手伝ってもらえば、お給料を払うことができます。
では、お給料を払うことができればどうなるのでしょうか。
お給料を払うということは
夫の所得をその分だけ低くすることができます。
もちろん、奥さんの所得には加算されます。
じゃあ何のメリットがあるの?と思いますが
所得税は累進課税制度。
所得が高ければ税率も高くなります。
夫の所得が奥さんより高い場合には、奥さんに給料を払うことで
節税になることになります。
では、簡単な例で見てみましょう。
(わかりやすくするために所得控除は考慮していません。)
夫:給与所得500万円、不動産所得500万円
妻:専業主婦のため所得0
<奥さんへお給料を払わなかった場合の税金>
夫 :(500+500)×43%-153=277
妻 :0円
合計:277万円
<奥さんへお給料を200万円払った場合の税金>
夫 :(500+300)×33%-63=201万円
妻 :給与200万円の場合の給与所得控除後の金額122万円
122万円×15%=18万円
合計:219万円
となり、結果的に58万円税金が安くなったことになります。
いい旅行ができます。
税率の差ってすごいですね。
※なお、上記の計算例は説明のために簡便化しています。
実際は所得控除など計算が人によって異なってきますので、
ご了承ください。
《編者 スタッフ》


不動産投資
の収益物件

不動産投資の健美家