消費税の申告方式には本則課税と、簡易課税があります。
本則課税は、預かった消費税から、支払った消費税を引いて計算します。
例えば、105円で仕入れたものを、315円で売れば、
預かっている15円の消費税から、支払った5円の消費税を引いて
10円の消費税を納税します。
15円-5円=10円
一方、簡易課税は、課税売上にみなし仕入れ率を引いて計算します。
例えば315円でものを売って、みなし仕入れ率が80%なら、
3円の消費税を納税します。
15円-(15円×80%)=3円
物件を売却する時に消費税の課税事業者だと、建物の売却が課税売上になります。
でも物件を売却する時には、あまり引ける消費税はありません。
だから簡易課税の方が一般的には納税金額が低くなり節税になります。
建物を売った場合のみなし仕入れ率は60%です。
1億500万円で建物を売った場合は、200万円の納税ですね。
500万円-(500万円×60%)=200万円
《編者 叶 温》
Tweet
不動産投資の健美家