雑感

経費を入れないほうがお金は残る?

物件を購入して、不動産運営が始まると、
できるだけ経費を入れたいですよね。
“経費”という言葉は“節税”と一緒で、魅力的に聞こえるようです。
特に、お給料から経費を引くことのできない、
サラリーマンの方は、その傾向が強いように思います。
でも、これから不動産投資を拡大していきたい人にとっては、
経費を多くすることで、お金が残らなくなる可能性が大きいんです。
経費が多くなるということは、利益が少なくなるということ。
利益が少なくなるということは、税金も少なくなるので、節税になります。
でも、利益が少ないということは、銀行からの評価も悪くなるということです。
銀行からの評価が悪くなるということは、
金利交渉もやりにくくなるということです。
金利というのはキャッシュフローに与える影響はかなり大きく、
1億円の借入で1%金利が下がれば、単純計算すると、
税引き前で100万円のお金が残ることになります。
だから、僕は顧問先や相談者に、
「変に経費を積み増すよりも、しっかりと利益を出して、
 金利を下げる方が、結局お金が残りますよ」
とアドバイスしています。
参考にしてくださいね。
《編者 叶 温》


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