昨日は、純収益利回りについてお伝えしました。
おさらいをしておくと純収益利回りは、
(実質の家賃収入-運営費)÷物件価格×100
で計算され、いわゆる物件の力を示しています。
実質の家賃収入が900万円、運営費が200万円の場合は、純収益利回りは7%になりましたね。
(900万円-200万円)÷1億円×100=7%
今日は、この純収益利回りが返済をどれほど賄っているかを示す指標をお伝えします。
この指標は、債務回収比率といって、アルファベットで書くとDSCRになります。
計算式は、年間の純収益の金額÷年間返済金額です。
先ほどの物件で、元金と利息を合わせた返済金額が年間500万円だとします。
すると、債務回収比率は、1.4となります。
700万円÷500万円=1.4
純収益が返済の何倍あるかを示してるんですね。
これが1を切っている状態だと、純収益で返済を賄えていない状態ということになります。
この指標の基準は人それぞれ変わりますが、
1.3~1.5あれば安全だと言われています。
《編者 叶 温》
Tweet
不動産投資の健美家