巷では「減価償却はできるだけ多く計上する方がいい」なんて噂が、まかり通ってますよね。
不動産投資の初心者ほど、その傾向は強いです。
減価償却費は、物件のうち建物部分の取得金額を、
その建物の耐用年数に渡って、経費化していくことを言います。
でも、その建物のうち、一定の割合を建物より耐用年数の短い設備と認識できると、
当初の減価償却費は、多くなります。
でも、これはケーキを先に多く食べている状態です。
建物の取得金額の総額は、どんな減価償却の取り方をしても変わりません。
1億円の建物であれば、1億円の建物というケーキを、先に多く食べるか、後に残しておくかだけの話です。
ケーキを先に多く食べれば、後は少なくなりますし、
先に多く食べなければ、後までケーキは残ります。
そしてケーキの食べ方は、その人の目的や性格によって変わります。
不動産投資家は、こういう大切なことをちゃんと知っておかないといけません。
僕が開発したシミュレーションソフトREITISS(リーティス)でシミュレーションすると、
減価償却のこのような関係もよくわかります。
《編者 叶 温》
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不動産投資の健美家